成人を迎えたばかりの人はどのワインを選んだら良いかわからないと思います。
そんな方達へ方向性をお伝えしたいと思います。
成人したらワインを飲もう
成人直後に飲むお酒の選び方
成人したばかりだと、アルコールになれていないでしょう。
未成年飲酒ということではなく、料理に使うアルコールの匂いやお菓子でもアルコールの風味は感じるかもしれませんが未成年者はアルコールの風味や食材などの苦味は苦手な場合が多いです。
これは味覚が敏感な若者の舌には刺激が強すぎるからです。
それ故、選ぶお酒は「刺激が少ない」ものを選ぶとよいということになります。
歓迎会等で無理やりお酒を飲まされる機会は少なくなったとは思いますが、美味しくないものを口にすることでそれが嫌いになってしまうことも多いです。
そうならないためにも「刺激の少ない」お酒を選んで欲しいと思います。
一つはアルコール度数。
ワインは10度〜15度程度あります。ビールは5度程度。チューハイは5度〜7度程度。ウイスキーは40度〜45度。
最初に飲むお酒にビールの場合が多いのは度数が少なく、割と身近に存在しているような感じがするからかもしれません。
ワインはラベルに必ずアルコール度数が明記してあります。
チェックする習慣を付けてみて欲しいと思います。
二つ目は苦味です。
ワインに関して言えば、熟成タイプのものより早熟タイプの早飲みワインの方がタンニンも少なく飲みやすいですね。
おめでたい日に奮発して熟成タイプを選ぶのもよいですが、割とリーズナブルな若いヴィンテージのものは渋みや苦味が少ないのでおすすめとなります。
なぜワインなのか
ビールやその他のお酒をダメだというつもりはありません。
ただし、ワインも若いうちから選択肢に入れて欲しいと思います。
何故ならばこれほどまでに多くバリエーションがあり、年齢とともに飲み方が変わるお酒はないからです。
ビールやウィスキー、日本酒には極甘口タイプやヴィンテージタイプはほぼ見かけません。
個性が強すぎるものは排他される傾向にあります。
しかし、ワインは甘口から辛口、早熟から遅熟、酸味から渋み、赤と白以外にロゼワインやオレンジワインというものもあります。
20歳に楽しむワインと年齢を重ねてから楽しむワインも変わってくることでしょう。
自身の変化とともにワインを楽しんでもらいたいと思います。
どこで飲むか
「どこで飲むか」に対して、「ここで飲みなさい」ということではありませんが、どこで飲むかをはとても大事です。
基本は酔って寝ても問題のない場所がよいですよね。普通は自宅になるとは思います。
そして迷惑をかけても許してくれる気の置ける間柄の人たちがいるところで、飲むことがリラックスして楽しめる要素の一つです。
誰でもあるであろうお酒の失敗は、20歳直後に多いと思います。
いかに楽しく飲むかはいかに安全に飲むかでということにも関係します。
不幸な想像はしたくありません。
楽しい思い出を作るためにも、安全な場所と安全な仲間をよく考えて欲しいと思います。
どこで買うか
自宅などで飲む場合に20歳直後の若者はどこでワインを買えば良いでしょうか。
やはりワインの専門店に行って欲しいところです。
通販やディスカウントストアではなく、専門家のいる場所に出向いて欲しいです。
特に事情を説明すると店員も親身になってくれます。
「予算」「20歳になったばかり」「誰と飲む」「甘辛の好み」
この辺を伝えることである程度絞ってプレゼンをしてくれるはずです。
ワインの専門家とのやりとりは年齢を重ねるに連れて変わってきます。
自身の成長に加え、ワインの好みも不思議と変わってくるからです。
エノテカ、ヴィノスやまざき、などは一度は訪れてみてください。
実際なにがよいか
シャンパンは選択肢に入れても良いでしょう。
嬉しい場面にちょっと4000円〜5000円出して買うのも良いし、他の国のスパークリングワインをもう少しリーズナブルに手に入れることも良いでしょう。
そして日本産のワインも良いでしょう。
近年、原産地の名称ルールが厳格になってきているため、原産地のワイン製法がしっかり守られるようになってきました。
「20歳のお祝いに北海道のワインを飲んだ!」「山梨のワインが美味しかった!」はという思い出は、歳を重ねてから改めて同じワインを飲む楽しみもあります。
ブドウの品種で選んで購入することもオススメです。