ワインに合わせるフランス料理を知る

ワインと料理

ワインとフランス料理

定番の組み合わせ

ワインは古来から伝わる食事中に楽しむお酒として存在しています。

日本ではビールと焼き鳥、日本酒と炙ったイカのように定番の組み合わせがあります。

家庭でもレストランでも、ワインを楽しむためにはここの基礎は押さえておきたいところです。

キャビアとシャンパン

キャビアとはチョウザメの卵の塩漬けのことです。

昔は高級品であったが、食べやすい缶詰タイプも出回ってきています。

本来ワインは魚卵系と相性が悪く、とくに後味に魚臭さが残ってしまいがちです。

しかし、キャビアはもともと魚臭さもあまりなく、味がしつこくありません。

イクラのようなねっとりとしたあじわいよりも塩味が際立ち、シャンパンと合わせることで後味もすっきりとしています。

ウォッカと合わせることも捨てがたいですがシャンパンと合わせる場合は、クラッカーなどにサワークリームを添えて食べることが定番です。

生カキとシャブリ

生カキとシャブリは常に論争が起こっていますが、それをあえて分かっていながら試してみることが重要です。

シャブリとはフランスのシャブリ地区で生産される辛口の白ワインです。

このシャブリ地区には海がありません。しかし、石灰を多く含んだキンメリジャンという土壌がこのワインに酸味と豊富な香りを形成しています。

シャブリは一級品のワインですが、カキと合わせる場合だけは安いものを選んでみるとよいでしょう。

シャブリの高いものは樽香がしっかりとついて熟成されているものが多いですが、カキに会うのはキリっと酸が効いた若いシャブリです。ぶどう品種はシャルドネです。

鹿肉(ジビエ)と赤ワイン

ジビエとは鳥獣類のことをいう、フランス語です。

日本人に馴染み深いものは鴨肉料理や北海道の蝦夷鹿料理、猪鍋が有名でしょうか。

基本的に少し癖のある獣の肉は赤ワインは合わせやすいです。

噛みしめるほどに出てくる獣肉の深い味わいは赤ワインの深みと相性が良いですね。

もっとも、定番の合わせ方は鹿肉にはエルミタージュと呼ばれるフランスのローヌ地方の赤ワインを合わせることです。

エルミタージュというワインが手に入らなければ、「シラー」という品種のワインを用意すると良いでしょう。

このぶどう品種は濃縮した果実とタンニンが多い熟成タイプとなるワインに仕上がります。

日本でジビエ料理は11月中旬から2月までが楽しめる期間となっています。

日本での狩猟可能期間です。

鶏肉の赤ワイン煮込みと赤ワイン

鶏肉の赤ワイン煮込みはフランスではコックオーヴァン(coq au vin)と呼ばれる代表料理です。

コッコーバンには、フランスのブルゴーニュ地方のジュヴレ・シャンベルタンがとても合います。

煮込み料理用の赤ワインにはシャンベルタンはもったいないので、同じ地方のブルゴーニュと呼ばれるテーブルワインを使用したいところです。

ジュヴレ・シャンベルタンとはワインの名前でもあり、村の名前でもあります。

少し値段の高い場合もあるので鶏肉の赤ワイン煮込みにはフランスのブルゴーニュ地方のワインを合わせると覚えておきましょう。

ぶどう品種はピノ・ノワールです。

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