人類誕生以前からあったブドウの木
人類誕生以前
ブドウの木は本来、野生に手を加えられずに育っており、その完熟したブドウが地面に落ちて日にちが経つとそのまま発酵します。
発酵したブドウ、つまりワインになったブドウを野生の猿が食べたのが最初のワインではないでしょうか。
紀元前4000年
メソポタミア文明ではワインを作られていたかもしれません。
石臼が遺跡として発掘されています。
紀元前3000年
エジプトではブドウを積んでいる壁画や、ワインが入っている壺を運んでいる壁画があります。
紀元前2000年
ギルガメシュ叙事詩というギルガメシュという王様を巡るお話にワインも登場します。
この本(粘土板)に記載されているのがワインについての最古の記録とされています。
紀元前1600年
ワインは輸出入品として、ヨーロッパでは広く売られるようになります。
紀元前700年代
ローマ時代と呼ばれる古代ローマでは、ヨーロッパ全土に広く知れ渡るようになります。
植民地化による栽培とワイン造りが行われ、宗教にも使われるようになります。
有名なジュリアス・シーザー(ガイウス・ユリウス・カエサルとも言う)がワイン好きで知られ、このローマの軍人(政治家)がヨーロッパに広めたと言われています。
西暦以降
キリスト教の普及に伴ってパンと共にワインは世界へ発信されることとなります。
西暦313年にはローマのコンスタンティヌスによってキリスト教が認められたためにヨーロッパでも広く知れ渡るようになります。
また、現在ではフランスをはじめ、近年の日本でもワインの品質保証がされることにより、ワインの普及と進化が継続されることとなります。