ワインの保存方法を間違えたら、一大事! 飲む前の保存方法

買った後に、飲む前日までに。

普通はワインセラーなんて無い!

本や雑誌には、ワインセラーで保存するのが一番と書いてあります。ですが、ワインセラーを持っている人ははたしてどれだけいるのでしょうか。

ワインが好きでも、詳しくても、持っていない人がほとんどです。

有効性や値段に躊躇するのも分かりますが、なによりスペースをとります。(場合によっては、稼働音や排水の問題もあります)

ワインセラーは確かにワインのための高級ベッドですが、購入を検討している方はまず、基本の保存方法を頭に入れるようにしてください。

「飲み残しのワイン」の保存方法はこちらです。

基本は「いつ飲む」と決めたワインか 

ワインの保存方法は「いつ飲むために買ったワインか」が重要です。

そして買うときにはそのワインの「飲み頃」を狙って買うべきです。

自分で勉強し、または店員と相談し、せっかく買ったワインは大切に保管しておくことです。

1週間以内

一週間以内に飲むために買ったワインは、それほど神経質にならなくても問題はありません。

冷蔵庫の野菜室」「横置き」「あまり揺らさない」で大丈夫。

季節によって保存方法に気を使っていられません。そんなときは「冷蔵庫の野菜室」で保管するのがよいでしょう。温度も冷えすぎず、開け閉めも少ないですから。

匂い移りは少し気にして、あとは前日までそっとしておきます。

基本は「横に寝かして」保存するのが好ましいですが、すぐ飲むなら「縦置き」でも全然問題ありません。

3年以内

3年以内に飲もうとしているワインは、いつでも購入できるワインではなく、少し値が張ったワインだと思います。

そんなワインは「床下収納か野菜室」「横置き」「揺らさない」を意識します。

床下収納は年間を通して、温度変化が少ないです。

某書でみる押入れ収納は日本では不向きです。

温度、湿度ともに変化が大きすぎます。同じ理由で、キッチン周りもNGです。

少し欲を言えば、冷蔵庫の野菜室に常にみずみずしい野菜か濡れたおしぼりなどを入れ、乾燥しないように気を使うと良いですね。

ワインが無い状態で、濡れたおしぼりを置いて見ましょう。乾燥する日数がある程度予測できます。

横置きにすることで、コルク(ワインの栓)に常にワインの液体が触れることで、コルクが乾燥しません。

コルクが乾燥するとコルクの微細な穴から空気や雑菌が通り、ワインが酸化してしまう(劣化する)ため基本的には横置きして保存しておくことが必要です。

揺らしてはいけないのは、極端に言えば熟成が止まってしまうのを防ぐためです。

哲学的な見方ではなく、実際に味に変化が出てしまいます。

熟成が止まり、化学反応(酸化)してしまいます。

ただし、赤子のように扱うように説明しているものも多く、大切に扱うことでより美味しく楽しめます。

3年以上(長期熟成させたい)

3年以上寝かして長期熟成をさせたい場合は、ワインセラーの購入を検討しても良いでしょう。

見積もりを出して、置き場所を想定して、1本だけではなく5本以上は3年以上寝かせるワインを買うつもりでいれば、ワインセラー購入は必要かもしれません。(やすいものは3万円程度から)

ただし、「この一本だけ」というワインを長期に熟成させたい場合は、専門店に保存を依頼する方法もあります。

 ・子供の生まれ年のワインを大人になってから飲ませてあげたい

 ・記念日の年のワインを数年後に楽しみたい

そんな方はワインを買う前に、お店選びの段階で店員に長期保存もできるか相談すると良いでしょう。

持ち運びの手間はかかるが、預ける場合は結構安いです。

ひと手間を加えて保存

家庭で保存する場合には、断熱効果のある発泡スチロールの箱に入れるのはおすすめです。

温度変化の少ない床下収納をする際には活用しても良いでしょう。温度変化が緩やかになり、匂いもつきにくいです。

また、一本一本を新聞紙で包んで保存したいです。温度変化のためもあるが光を遮断できます。

ワインの「エチケット(ラベル)」も綺麗な状態を保てます。

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