ワインのテイスティングとは? 勉強方法

ワインの予習

ワインのテイスティングとは試飲のことです。

ワインを楽しむ上で「味の判別方法」ともいいます。

これを正確に行うことができないと、今何を飲んでいるのかわからず、他のワインとの比較と奥深い楽しみ方がわかりません。

是非、正確に表現できるようにしてテイスティングノート(自分のメモ書き)にまとめてみましょう。

ただし、今回はワインを食事で楽しむ趣旨ではなく、勉強方法としてのテイスティングです。

テイスティングの基本

温度

■赤ワイン  16℃〜17℃   

これは日本の常温の温度より低いです。飲む前は冷蔵庫で冷やしておき、1時間前に庫内から出しておくことです。季節によって少し変わるが冷蔵庫の外側を触れた時の温度しておけば良いでしょう。

■白ワイン   15℃

冷蔵庫は通常6℃前後。それよりももっと高い温度が好ましいです。楽しむときは適宜冷やすことが必要ですが、冷やしすぎるとポテンシャルがわからなくなります。

■発泡性   8℃

発泡性ワインも白ワイン同様、冷やしすぎないと良いでしょう。特にビンテージ(年代物)の発泡酒では、食事で楽しむ時も冷やしすぎると勿体無いです。

順序

■収穫年  まずは最近のものから口にします。古いものはあとに飲みましょう(おいしいものは最後に残しておくのと同じ)

■軽重   軽いものから口にします。重いものや渋いものは最後に飲むようにしていきましょう。

■白赤   発泡酒→ 白→ 赤→ 甘口ワイン→ 蒸留酒(ウイスキー、ブランデー等)

色の基本

ローブ

色を見ます。フレッシュタイプか熟成タイプか判断できます。

濃いか、淡いか。

澄んでいるか、濁っているか。

ジャンプ(脚)・ラルム(涙)・ディスク(液面)

粘性。粘り気を見ます。

グラスを傾けた後の内壁の雫を見て、グリセリンなどのエキス分を多く含むか、アルコール度数は高いかを判断できます。

ゆっくり落ちる場合は粘度が高く、良い品質だとわかります。

発泡酒の泡

発泡酒(シャンパンなど)の場合は、泡を見ます。

泡の数が多いか、少ないか。

泡が細かいか、大きいか。

時間が経過しても泡が出続けるか。

香りの基本

アロマ

アロマとはぶどう自体の香り。

第一アロマ (品質由来の香り)

果実  ミネラル  スパイス  植物  花

第二アロマ (発行由来の香り)

バナナ  りんご  

第三アロマ (樽熟成の香り)

樽香  味噌樽  ウィスキー樽  ロースト  スパイス 

ブーケ

アロマを楽しんだ後、グラスを反時計回りに回して(空気に触れさせている)もう一度香ります。

ブーケの熟成香

ジビエ(鳥獣類、鹿や鳩のこと)  腐葉土  濡れた土  トリュフ  なめし革(一般の人で知っている人はほぼいない)

味わいの基本

飲み方

①水を少量飲んでおき、全体を湿らせておきます。

②目と鼻で楽しんだ後に、ワイン少量を口に含みます。

③口に含む際に空気と一緒に口にいれ、「ズズッ」と音がなるくらいに空気と混ぜます。

④舌全体に行き渡らせます。

⑤舌の先端で甘みを、側面で酸味を、奥で苦味を感じます。

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