なぜ、ドンペリは高いのか。
一つはブランド力。
もう一つはやはり品質が高いからといえるでしょう。
Dom Perignon (ドンペリ)
ドンペリとは
ドンペリとはシャンパンの名前のことです。
そのネームバリューから高級品だと想像できるシャンパンです。
名前
ドンペリニヨンとは「ドン」と「ペリニヨン」からなっています。
日本語に訳すと「修道士のペリニヨンさん」という意味です。
ドンとは「芸能界のドン」や「マフィアのドン」と使われるがヨーロッパでは位の高い人(修道士)などにも使われる、敬称です。
そして、修道士のペリニヨンさんが作り始めたシャンパンなのでドンペリニヨンと呼ばれているのです。
ドンペリニヨンは別名「シャンパンの父」とも呼ばれています。
メーカー
ドンペリニヨンはモエ・エ・シャンドン社で作られています。
日本ではモエ・エ・シャンドンはモエシャンと略されることが多いですね。
モエシャンはモエシャンというシャンパンを出しており、こちらも知名度が高いシャンパンです。
ドンペリはモエシャンブランドの高級路線ではなく、モエシャン社から出してはいますが、モエシャンブランドとは別のシャンパンと捉える方が正しいことになります。
モエシャンにも高級路線もあります。
そして醸造家も違います。コンセプトも違います。
別のシャンパンだと認識してみてください。
LVMHとは聞いたことがあるでしょうか。
世界のトップブランドを傘下に持つ、ヨーロッパの企業です。
LVMHという巨大な帝国には有名なメーカーばかり。
・モエエシャンドン
・ヴーヴクリコ
・クリュッグ
・ヘネシー
・ルイヴィトン
・クリスチャンディオール
・ブルガリ
数え上げたらきりがありません。
ドンペリというシャンパンについて
ブドウ品種
ピノ・ノワールとシャルドネを使用しています。
ドンペリにもロゼタイプや高級路線があるがそれぞれ黒ブドウと白ブドウの割合を変えています。
味わい
やはり、おいしいですよね。
すっきり爽やかでキリッとした引き締まった後味があります。
料理と楽しむこともできますが、このシャンパンだけを永遠と飲み続けることができる深みがあります。
ドンペリにはヴィンテージ(年代表記)があります。
割と熟成期間の長いものは泡も落ち着いており、ゆっくりとシャンパンだけを楽しみたいですね。
因みに、モエシャンの通常タイプのものはヴィンテージがありません。
これは常に高品質なものをコンスタントに出荷するコンセプトなのでドンペリとの違いとなっています。
エトセトラ
「ロマコンのピンドン割り」をご存知でしょうか。
「ロマネコンティ」という赤ワインを「ドンペリニヨン・ロゼ(ピンクドンペリ)」で割った悪趣味なものが存在していました。