シャンパンを自宅で飲む時は気を使わないこと
シャンパンを家で飲む時は堅苦しく飲むと美味しくありません。
最低限のことだけを頭に入れて、シャンパンを飲み始めましょう。
手順① 直前まで冷やす
シャンパンを冷蔵庫で冷やしておきましょう。
縦置きにしておきます。
仮に沈殿物があっても、瓶底に溜まるので年代物は1週間前から縦置きにしておきます。
手順② 飲むシャンパンのことを調べる (味わいの想像をしておく)
ネットでいくらでも情報は拾えるので、携帯電話を見ながらで構いません。
抜栓前にどのようなシャンパンなのか、醸造背景と味わいを想像しておきます。
辛口なのか、ぶどう品種はなにか、作り手は、などを簡単に調べておくと飲んだシャンパンのことも後で思い出しやすいですね。
手順③ クーラーを用意する
ワインやシャンパンを冷やすバケツのようなものを「クーラー」といいます。(ワインクーラー)
クーラーの中にワインが2本入っても、瓶の6〜7割ぐらいが浸かるように量を調節し、氷と水を1:1で入れて用意します。
クーラーの脇には、濡れた瓶を拭く、タオル(布)を用意します。クーラーの下にもタオル(布)または丸盆などを置きます。結露により、テーブルが濡れることを防いでくれます。
これから購入予定の場合には、自宅テーブルに置いても違和感のないものにしたいです。
今は、水筒のように2重で出来ている真空タイプのワインクーラーもあります。
1本のサイズ感なので、テーブル上にも邪魔にならず、使い勝手が良いです。
基本的には食事を囲むテーブルの上に置き、食事をしながら冷やすことが出来るようにするものなので、装飾が派手なものよりシンプルな方が使いやすいです。
手順④ グラスを用意する
シャンパンに使われるグラスは大きく分けて3種類あります。
フルート型 / (シャンパングラスの種類)
フルートグラスは結婚式でもよく見かける縦長の笛型のグラスのことです。
自宅ではなかなか用意しづらいが、直接に喉に流れ込む設計で鼻にも香りが直接届きやすいため、一番主流となっています。
気泡も逃げにくく、泡が立ち上る様子もよく見えるため雰囲気もよく楽しめます。
少々グラスは洗いづらく、底の方には手が届きません。
専用のスポンジが必要かもしれません。
クープ型 (クーぺ型、ソーサー型) / (シャンパングラスの種類)
クープグラスは口の広い、シャンパングラスです。
ホストクラブの映像で見るシャンパンタワーはこのグラスを使って出来ています。
注ぎやすい形状なので、乾杯時にも短時間でサッと全員に注ぐことができます。
首元をあまり見せたくない女性や高齢な方にも飲みやすい形状であり、バーなどでも使われます。
液面が大きいため、泡が逃げてしまいやすく、シャンパン自体を長時間飲み続ける場合には向いていません。
グラス自体の用途としてはカクテル用やゼリーなどを載せる食器としても活躍してくれます。
ワイングラス
ワイングラスは自宅でシャンパンを飲む場合にはもっともよく使われます。
フランスの家庭でもシャンパン、白ワイン、赤ワインと飲むにあたり、同じグラスを使うことが多いです。
自宅で飲む時に気をなるべく使わず楽しむためには、ワイングラスでシャンパンを飲むと良いですね。
なによりワイングラスは、テイスティング用として形状が優れています。
フルートグラス、クープグラス、ワイングラスに同じシャンパンを入れて飲み比べて見ると差は歴然です。
立ちのぼる泡、香りの広がり、時間経過による味わいの変化、どれをとっても味を楽しむためにはワイングラスには敵いません。
しかし、お祝いの席や特別なうれしい日には、フルートグラスやクープグラスでシャンパンを楽しみたいところです。
家で準備をする段階では高価なものは必要ありません。
気軽に楽しむためには、素早く用意できることと使い勝手で考えていきましょう。